ミルトンモデルを使って相手を誘導する!??

望ましい方向へ相手を導く心理学のテクニックにミントンモデルというのがあります。

ミルトンエリクソンが使っていた話法で曖昧な表現を使うなどの方法で、相手の解釈を引き出します。

ミントンモデルって何?


ミントンモデルとは、あえて曖昧な表現を使って、会話の相手に解釈を委ねる方法です。

相手に都合解釈させる事で答えを導き出させるテクニックで、場合によっては話す側の都合のいい様に印象付ける事もあります。

そんなミントンモデルのテクニックを紹介します。

曖昧に表現する


会話の中で具体的な内容や、直接的な話をせず、ワザと曖昧に伝える方法です。

これによって相手にイメージを作らせるのです。

例えばあなたに彼女がいて、恋愛感情を増幅させたいためにやきもちを焼かせようとした場合。

本当はあなたは、昨日素敵な人柄の男友達と、朝から晩まで仕事で客先へ同行していたとします。それをわざと曖昧に表現をして、
あなた「昨日はとっても素敵な人と一日中行動してたんだよ」
彼女「(え?素敵な人って女性かな?一日中行動ってどこへ行ってたんだろう?)」
という具合に、具体的な情報をあえて与えずに、意図的な誤解を与える方法です。

他にもこんな方法があります。

仕事で部下のやる気を出させたい様な時に、たまたま部下がコピーを取る時の手際が良かったとします。それをみた上司が、
上司「君はやっぱり優秀だねぇ。頑張れよ」
部下「(なんだかよく分からないけど、仕事が出来ると思われている様だ。期待に応えよう)」
という様に、具体的にコピーの手際を褒めるのでは無く曖昧にする事で、受け手にとって都合の良い褒められ方となるのです。

歪曲して表現する


「本を沢山読む事で、あなたの人生は広がるでしょう」と言われると、何となく納得してしまいますよね。

しかし良く考えると、本を沢山読むという事と、人生が広がるという事の因果関係はありません。

そういう表現を使って、相手に意図したメッセージを送るテクニックです。
あなた「この仕事をやり遂げたら、絶対君は一皮むけるよ」
相手「(そうなんだ、じゃあ頑張ってこの仕事をやり遂げよう!)」
本当は仕事をやり遂げる事と、一皮むけるという所に因果関係はありません。もっと言えば、一皮むけるというのがどういう状況なのかの具体性もありません。

しかし、仕事をやり遂げたら一皮むけるという事実がまるであるかの様な言い方で、相手にやる気を与えるのです。

間接的に誘導する


例えば、会話の中に質問や命令を埋め込んだり、禁止を入れる事で誘導する方法です。

あなた「クラシックを聴きながら食事をするのって幸せだよね」
相手「(確かに幸せな気分になるかも)じゃあそうしましょう」

これは相手に命令をしたのですが、相手には命令の意識をさせずに行動を誘因する方法なのです。

他にも、質問形式にしてやんわりと命令する方法もあります。

あなた「音楽のボリュームをもう少し下げて頂けますか?」
こういった場合、あなたの要求はボリュームを下げるという事。疑問形にして、命令をやんわりとさせ、要求を受け入れてもらいやすくします。

更に、してもらいたい事をわざと禁止にする方法もあります。

あなた「仕事中なのに、今度の旅行の事ばかり考えたらだめだよ!」
相手「(そう言われると、逆にイメージしてしまう)」
この様に、本当は心に描いてほしい事を逆に禁止をする事によって、描きやすくするという方法です。

メタファーを使う

メタファーとは隠喩の事です
・メタファーを使わない例
「君は抜群に頭がいいよね」

・メタファーを使った例
「君はまるで尖ったナイフの様に切れ味鋭いよね」
という様に、メタファーを使う事によって、言いたい事を相手にグッと引き込ませるという方法なのです。

他にも、ことわざを使ったり、身近にあるストーリーを引用してみたり、成功した人の例を出したりという方法があります。
この様に、会話を通じてあなたの思惑を上手くのせ、プラスの結果に誘導をする方法がミントンモデルです

しかし、その思惑を相手に知られてしまっては種を見破られた手品の様なものですから、実践によるかなりの練習が必要です。
そして、相手に気付かれても良い様に、あなたにとっても相手にとってもプラスに働く使い方をするのが鉄則です。

そうで無ければ結果的にあなたの印象を悪くしてしまう可能性がありますから、留意して下さい。

沢山の事を一気に練習するのはさすがに難しいので、練習する時は一つ一つ繰り返し練習して下さい。

 

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